家族

こんばんわ
今日はおやすみでした


昼前に起きてシャワー浴びて
それから母さんと出かけました


タイヤ屋さん行って車のタイヤ買って交換してもらい
しまむら行って仕事用の靴買ったり






そして一番の目的



特別養護施設に行ってきました





今我が家の一番の問題


お父さんのこと




うちのお父さんは6年前に脳梗塞になって倒れました

そこから介護生活の始まり


始めは歩行訓練とかリハビリもしてた

だけど時が経つにつれてそれも全くしなくなり

昔は80kg近くあった体重も今じゃ50kgちょいになり
移動も車イスになって全く歩かなくなり
腕や脚も棒のように細くなった


今じゃ昔の面影なんて全くない


家にいても常に寝たきりで
ご飯のとき以外は起きても来ない


今は毎日デイサービスに行ってます


デイサービスでもリハビリは一切せず寝たきりらしい


母さんが父親に歩行訓練させようとすると
近所中に響き渡る声で人殺し!と叫ぶ



ごはんのときも毎回のようにむせて
そこらじゅうに食べたものを撒き散らす
会話も一切しない


昔はお父さんっ子だったあたし
かなり可愛がってもらってた

調理の仕事をしてたお父さん
毎日のようにまかない持ち帰ってきては
あたしに残して取っておいてくれてた

家でも料理しょっちゅう作ってた



お父さんに怒られたことは一度しかない
母親には何度も殴られたけどお父さんには殴られたことなんてない


お酒がだいすきで毎晩飲んでた
あたしはしょっちゅう近くの酒屋におつかいがてらお酒買いに行ってた


だけど6年前に仕事場で倒れて脳梗塞になってしまった


今では介護度5に認定されてしまった
詳しくは知らないけれどかなり重度のひとじゃないと介護度5には認定されないらしい




そしてあたしは自分のことでいっぱいいっぱいで知らなかったけれど家族の間ではお父さんを施設に入れるって話しが進んでたらしい


お母さんの兄弟やおばあちゃんみんながその考えに賛成らしい


なによりも母さんの介護の負担が重すぎる


お母さんはパートだけどまだまだバリバリ働いてます

でも家のことは全て完璧にこなしてる

掃除も洗濯もごはん作りも全てきちんとやってる

そしてお父さんの介護


ごはんを食べさせて
排泄の世話をして
夜中に何度も起きてはお父さんのオムツ替えて


何度も何度もお父さんに暴言吐かれても
淡々とこなしてる


お父さんもお父さんでまだそんなに歳じゃないのに自由がきかなくなったのが多分受け入れられてないんだと思う


まだまだ働きたかったと思う
だいすきなお酒も飲みたかったと思う
お刺身や揚げ物も食べたかったと思う
いろんなとこ行きたかっただろうに


今じゃ自由に動くこともできなければ
食事制限もあるから好きなものも食べれない


何の変化もない日々


どんな思いなんだろう


きっとあたしなんかが想像しても一生わかることはできないと思う



一番受け入れられてないのは本人



そしてそれを支える母さん


そろそろ限界らしい



今日はその特別養護施設という場所の見学兼説明を聞きに行ってきた


施設内を見学させてもらったけど
もうなにもかも衝撃的でショックを受けた



言い方失礼でほんとうに申し訳ないけれど
あたしにとってはあまりいい印象を受けなかった


みんな車イスで口を開けてどこかを見ていて
ベッドで寝たきりのひともいて
認知症の方に至ってはずっと奇声を発していて


なんていうかもう衝撃的でショックだった



施設の中はどこも鍵がかかっていて
外に逃げ出せないようになっていて


昔自分が精神科に入院してた時を思い出した




そして今夜中の3時だけど母さんがお父さんのオムツ交換で起きてきたからしばらく話してました


お父さんを施設に入れることについて
あたしの気持ち全部話した



母さんとお姉ちゃんはお父さんを施設に入れることに対しては賛成してる


ただあたしはまだ納得できなくて気持ちの整理がついてないということを言った



施設に入るということは死ぬまで一生そこにいるということ

いくら今のお父さんの病状がよくなくても家から出すということに対して理解しきれないこと



結局あたしは自分のことしか考えてなくて
お父さんに対しても介護のひとつもできないけれど
それでもそばにいてほしい



でも介護でお母さんが疲れ切って潰れてしまうのだけは一番嫌だ


ただでさえ娘のあたしが精神疾患で不安定で心配をかけてるのにお父さんの介護で心が病んでしまうのが一番心配


お母さんは言ってくれた


旦那よりも大事なのは娘のあたしとお姉ちゃん
自分の子どもが一番大事って

お父さんの介護で娘に迷惑かけたくないし
自分たちの好きなように生きてほしいって


現にお姉ちゃんはずっと海外にいたけど
お父さんが倒れてから日本に帰ってきて
仕事も辞めて看護師の道を今目指してる


家を支えるため
将来のこと考えてる


じゃああたしは?


何にもできてない

好き勝手遊び歩いて家のことも何もせず
自分のことしか考えてない


お姉ちゃんは学校に通いながら働いてて
お父さんの介護も手伝ってる
排泄の世話までしてる


じゃああたしは?


仕事してるけどやすみのたびに飲み行って
お父さんのことはなにもせず好きなことばかりしてる


あんなに可愛がってもらったのに
何にもできてない


あたしがまだ自分の病気を完全には受け入れられてないように自分の父親が病気になったことまだ受け入れられていないでいる


見て見ないフリをしている



昔はがっちりしていたお父さん
今じゃ痩せてガリガリになってしまったお父さん
歩けって言ってもそんな筋力ももうない



よく職場に家族みんなでごはんを食べに来るお客さんを見るとほんとうに羨ましく思ってしまう


友達の家に言って家族みんなでごはん食べてお父さんと晩酌したりしてるのほんとうに羨ましい



自分のお父さんとできなかったこと
たくさんたくさんある
今さら後悔しても仕方ないけれど


もっともっと話しておけばよかった
ごはん連れてってあげればよかった


今じゃ全く喋らなくなってしまった
糖尿病だから食事制限もあって好きなものも食べれない


例え外食に行けたとしても食べれる物
食べていい量も決まってるから
逆にストレスを感じてしまうみたい


何より歩けないから外に出たがらない


家の外を歩行訓練がてら歩かせようとしても嫌がって挙げ句の果てには近所中に響き渡る声で人殺しと叫ぶ


4点杖で母さんやお姉ちゃんのことも叩いたりする


一番辛いのは本人だと思う


まだ周りの人と比べたら若いのに歩けなくなって
好きなものも食べれなくなって
どれだけ辛いだろう
どれだけもどかしいだろう



本人でなければ決してわかることのない気持ち





お父さんのことを考えれば何が一番正しいのか

母さんのことを考えればどうするのが一番負担が軽くなるのか

お姉ちゃんのことを考えればどうすればストレスを減らせるのか



考えても考えてもわからない



今うちの家族はみんながみんな悩んでる


それぞれの想い


どうすることが一番幸せなのか



答えなんてないのかもしれない




これからできること
どうするのが一番の最善策なのか
ゆっくり考えていきたいと思います


まずはあたしはどうしたいのか
あたしにできることはなんなのか
そこから考えて行こう



何よりも大事なのは自分の家族
誰ひとり欠けても生きてこれなかった
普段は言うことなんてないけど一番大切な存在


こんなときこそ助け合って生きていかなきゃ




夜中に長文すみません
読んでくれてありがとうございます



甘ったれなわたしでごめんなさい
読んでて不快な思いをさせてたらすみません



でもこれがわたし自身の本音です



大事なものはなんですか?

ものでもなんでもない
そばにいてくれるひと
離れずにずっと支えてきてくれた家族


それ以上に大切なものなんてないと思う



明日もみんなが笑って過ごせますように